子どもの心を育てる読書、雨の日に有効に取り入れよう

普段は元気に外で遊んでいるお子さんでも、雨の日は家に居るしかないので、いつもだったら興味が向かないことにでも興味が持てることもあります。いつもは外遊びに使う時間が使えるので、時間も取りやすくなります。そんなときに、絵本を取り入れてみてもいいですね。絵本が子どもにとって良いものであるということはみなさんご存知だと思いますし、もしかしたら寝る前に1冊本を読んであげることを習慣にしているなどと言う人もいらっしゃるかもしれませんね。

普段しているという方も少し多めに、普段は読書とはあまり縁がないという方は雨の日をきっかけに、遊びの中に読書を取り入れても楽しめます。そもそも読書の何がいいのかと言うと、読書を通して語彙力が上がる、様々な表現に触れることで表現力が豊かになる、集中力が上がる、思考力がつくという学力的な面に影響することです。

しかし、読書の効果はそれだけではありません。ストーリーを自分も一緒に感じることによって人の気持ちを想像することができるようになるなど、情緒的な面にも良い影響を与えます。さらに、読書をすることでリラックス効果が得られ、ストレス解消につながるという報告もあります。こうしてみると、読書には子どもの心を育てる力があるのだということがよくわかりますよね。

小さいお子さんには、親が読み聞かせをすることがとても効果的です。自分で字が読める年齢になっても、最初は字を拾うだけで精いっぱいでなかなか内容が頭に入って来ないものなので、自分である程度読めるようになってからでも読み聞かせをすることには効果があるんですよ。また、読み聞かせは親子で一緒に行うものなので、ここで親子の触れ合いの時間が持てることにも意味があるものです。

子どもが好きそうなもので構いませんし、特に小さいお子さんには短い本でもいいので、雨の日の遊びとして読み聞かせを取り入れてみましょう。ですが、あくまで遊びの一環であることが大切で、無理強いするものではないので、子どもが興味を持てずにその場を離れるようなら、また機会をあらためるという感じで大丈夫です。

最初は興味を持てなかった子どもでも、何度か続けているうちに最後まで聞けるようになりますし、興味がある本なら楽しめることもありますので、無理に聞かせようとしないことが大切です。絵本によっては、小さい子どもでも楽しめるようにしかけがしてあるものなどもありますし、なかなか聞けないようだったらそういう手や指を使った遊びと連動できる本を選んでみるのも一つの方法ですね。