時に頼ってもいいんです!雨の日にはメディアも有効に活用しよう

先ほど、雨で家に居るからといってメディアにばかり頼っていると、子どものコミュニケーション能力や視力に悪影響を与える可能性があることを取り上げましたが、それはメディアを否定する意味で言っているのではありません。メディアが取り上げている内容には、学習に役立つものがあったり、道徳的なことを考えさせてくれるものがあったり、時には楽しみとして見たり、そういう良い面があるのもまた事実です。

ですが、そういう良い面があるメディアも、接し方を考えなければせっかくの良い面が生かされないということなんですよね。問題があるメディアとの接し方は、長時間触れ続けることです。雨の日、外に出られないからと言ってずっとテレビを見たりスマホで遊んだり、それだけで終わってしまったらいけないというだけで、使い方を考えて上手に取り入れれば立派な遊びになりますし、気分転換のきっかけにもなります。

どうしても用事ができない時、ちょっと頼って時間を作るのにも有効ですよね。そんな風にも使えるメディアですが、メディアを取り入れる上で考えたいことは、どこで区切りを入れるかということです。私も経験がありますが、テレビを見始めたら楽しいので、途中で切ろうとすると子どもが嫌がったりぐずぐず言ったりすることがあるんですよね。

せっかくさっきまで機嫌がよかったのにまた機嫌が悪くなってしまいそう、そう思ったらつい「あと1つだけね。」と言ってしまったこともありました。でも、たとえ機嫌が悪くなったとしても、事前に約束をしておいてそれを守らせるようにしなければいけないんですよね。そのためには、事前に例えば時間を区切っておくとか、この番組を見たら休憩にするとか、子どもにもわかるように伝えておくことが必要だと思いました。

それを伝えておくと、こちらとしても切り上げるタイミングがわかりやすく、子どもがぐずぐず言ったとしても言い聞かせることもできます。それから、ただテレビやパソコン、スマホなどをおしまいにしようと言うだけではなくて、他に気持ちが向けられるようにテレビを見た後は体を使って遊ぶようにするとか、子どもの気持ちが切り替わるように誘ってみることも大切です。

雨続きで家の中にばかりいると、どうしてもすることに困ることもありますよね。そんな時にはメディアを上手に取り入れながらも、頼りすぎない使い方ができるように大人が考える必要があるということですね。