単純作業なのに子どもが飽きない?家の中の身近なもので遊ぶ工夫

例えばですが、小さいお子さんがティッシュを箱からどんどん取り出していたとか、おもちゃ入れの中身やタンスの中の服をひたすら出して遊んでいたとか、そういう話はよく聞くものです。これって、考えてみたらすごく単純な作業ですよね。でも、小さい子どもにしてみれば、次から次にものが出てくるのが楽しいんですよね。こんな風に、大人にとってはとても単純な作業に見えるのに、子どもが飽きずに続けることって意外にあるものです。

もし、お子さんがもう紙を口に入れたりしない年齢なら、思い切ってティッシュを一箱渡してみるのもいいかもしれませんね。ですが、だいたいそういう遊びを好む頃は、まだ口にいろんなものを入れてしまう時期でもあります。そこで、ティッシュの箱の中に口に入れても問題がないものをたくさん詰めておくと、それを次々に取り出して楽しむことができます。

ティッシュと同じような感覚で引き出すには、ティッシュと同じくらいの大きさの布を重ねて入れておけばいいと聞いたことがあるのですが、それ以外にもお子さんの気に入っているおもちゃの小さめなものを入れておいても楽しいですね。大きさに問題がある場合は、ティッシュの箱の代わりに贈り物が入れてあるような箱や、小さめの段ボール箱を使ってもいいでしょう。

それから、新聞紙を引き裂くという単純作業も、実は子どもが好きな遊びです。新聞は一定方向に引っ張るとまっすぐ綺麗に引き裂けますので、その感覚が楽しいようです。広告でもいいのですが、こちらは少し硬いので手を切りやすいですし、厚いものは引き裂きにくいなどがありますので、新聞の方が向いています。ちぎった後の新聞を段ボール箱に詰めてお風呂ごっこも楽しめたり、ちぎるだけで終わらずに別の遊びに繋げることもできるんですよ。

そして、子どもが好きな単純な動きとしては、落とす・拾うというものがあります。テーブルの上から転がしたボールが落ちる、それを拾う、また転がすという繰り返しも楽しめる遊びです。お子さんが小さい場合、向かい合わせに座ってボールをやり取りするだけでもいいですが、落とすことでまた違った反応を楽しむことができます。

小さなお子さんなら、タオルや帽子などを使ったいないいないばあも繰り返しできる遊びです。自分が隠れるだけではなく、大きめなバスタオルなどでお子さんを隠してあげるというようにしてみると、さらに飽きずに遊ぶことができますよ。タオルケットなどの大きいものがあれば、お子さんと一緒に入ってみるのも楽しいですね。