室内に居る時、メディアに頼り過ぎてはいけない理由とは

雨が続いて家に居る時間が長くなり、することがなくなってしまうと、ついテレビをつけたままにしたりパソコンやスマホで遊ばせたりしたくなりますよね。家の中で遊ぶことが続くと、子どもも思い切り遊べない分機嫌が悪くなりやすいですし、そうなると何かに注意を向けさせなければ家事ができない時もあります。そういう時には、メディアを有効に利用することも必要です。

でも、子どもがいい子にしているからといってずっとメディアに頼ってしまうと、問題が起こって来ます。メディアは情報を伝えるためには有効な存在です。しかし、こちらの働きかけに合わせて言葉を返してくれるものではないので、特に小さい子どもの場合コミュニケーション能力に影響が出ることが考えられます。

コミュニケーション能力は、会話をすること、相手の顔を見ながら話をすることで身について行くものなので、一方的なメディアとの関わりの中では身につかないばかりか、逆に自分の働きかけに相手が応えてくれないという経験をすることにもなってしまいます。そういう経験をしてしまうと、自分から会話をしようとしなくなったり、相手の言うことを聞けなくなったりするのです。

そのため、いくら子どもがいい子にしているからと言っても、ずっとメディアに頼ることは避けなければいけないということですね。それから、メディアと関わる時間が増えれば、それだけ親子でやり取りする時間が減ってしまうことになります。そうなると、親子関係という点から見てもいい方向には働かなくなりますよね。

その上、視力に与える影響も問題となって来ます。成長途中の子どもの目は、テレビ画面やパソコン、スマホなどの画面からの影響を大人よりもさらに受けやすくなっています。そのため、長時間それらを見ると、どうしても視力が落ちてしまうのです。メディアと長時間接することによって、心だけではなく体にも悪影響が出る可能性があると言うことですね。

以上のような理由から、たとえ雨で室内に居る時間が長いとしても、メディアに頼り過ぎて長い時間接する状態を作ってはいけないということが言えるんです。そうならないためにも、他に子どもが興味を持てる遊びを見つけたり、一緒に体を動かしてみたり、そういう工夫が必要になるということですね。ですが、このブログを通してメディアが悪いと言いたいわけではありません。メディアを通して学べることも、またたくさんあるのです。それを生かすのも大切なことと言えます。

要は、どのようにメディアを生活の中に取り入れるかが大切だということですね。家の中でもできるような、その他の遊びも上手く取り入れながら、メディアに頼り過ぎなくて済む状態が作れるように考えなければいけませんね。